こんにちは、ピコです。
ちょっと疲れていたり、落ち込んだりするときに、私は本を読むことで気分転換をしています。
難しい内容じゃなくていい。
ふとした言葉に「救われた気がする」とか、「また明日も頑張ろう」と思えるだけで十分なんです。
今回は、そんな風に私自身が実際に読んで「気持ちが前向きになった!」と感じた、おすすめの本を3冊紹介します。
◆ ① 『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健(ダイヤモンド社)
最初にご紹介するのは、ベストセラーにもなったこちらの一冊。
アドラー心理学をもとに、「幸せとは何か?」「他人の目を気にせず生きるには?」という問いに対して、哲人と青年の対話形式で読み進めていく構成になっています。
正直、最初はタイトルにちょっと抵抗がありました(笑)
でも読んでみると、「他人がどう思うか」ではなく、「自分がどう生きたいか」を中心に考えることの大切さがじわじわと響いてきました。
特に印象的だったのは、「すべての悩みは対人関係である」という一文。
たしかに、悩みってほとんどが「人間関係」によるものかもしれませんよね。
この本を読んでから、少しずつ他人の評価よりも自分の選択を大切にできるようになった気がします。
◆ ② 『今日のハチミツ、あしたの私』益田ミリ(文藝春秋)
2冊目は、エッセイ漫画家・益田ミリさんの優しい言葉が詰まったエッセイ集です。
仕事に疲れた日、何もかもがうまくいかない日。そんなときに、1ページずつ読むだけでふっと肩の力が抜けるような、そんな文章が並んでいます。
たとえば「毎日は、全問正解じゃなくていい」とか、「誰かが笑ってくれると自分も少し元気になれる」とか。
すごく普通で、なんでもないような言葉なのに、今の自分にぴったり重なる瞬間があるんです。
おしゃれなカフェで読書、みたいなことがなかなかできない私でも、寝る前に布団の中で読むのにぴったりの一冊でした。
◆ ③ 『やさしさを忘れぬうちに』辻村深月(文藝春秋)
最後は、小説です。
辻村深月さんの作品はどれも読み応えがあるのですが、この短編集は特に「心が温まる話」が多くて、何度も読み返しています。
日常の中にある、小さなすれ違いや、ふとした気遣い。
人と人の関係の中にある「ほんの少しのやさしさ」に気づかされて、「ああ、自分も誰かにこんなふうにできたらいいな」と思えるお話が多いんです。
読後感もとてもよくて、落ち込んだときでもスッと心が整う感じがありました。
小説だけど重くない、でも確かなメッセージがある。そんな本が好きな人におすすめです。
まとめ:本の力って、やっぱりすごい
気分が落ちているときに無理してポジティブになろうとすると、逆に疲れてしまうことってありますよね。
でも、誰かが書いた言葉にそっと寄り添ってもらえるだけで、「自分も大丈夫かも」と思える。
本って、そういう力があると思います。
今回紹介した3冊は、どれもがんばりすぎなくていいよ、と背中を押してくれるような本ばかりです。
「最近ちょっと疲れてるかも…」という方がいたら、ぜひ手に取ってみてください。
きっと、どれかのページが、今のあなたに寄り添ってくれるはずです。
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